大阪府・建設工事競争入札参加資格登録
大阪府の建設工事競争入札参加資格登録の概要
建設業許可を受けた建設業者は、経営事項審査を受けて公共工事の入札に参加することができます。
入札に参加するためには、大阪府へ競争入札参加資格審査を申請して、競争入札参加資格者名簿に登録される必要があります。
なお競争入札参加資格者名簿の登録手続きの電子化を電子申請といい、入札手続きの電子化を電子入札といいます。紛らわしいですが、それぞれ別物です。
建設工事の入札参加資格登録には、次の3種類があります。
- 建設工事競争入札参加資格
- 建設工事一般競争入札(特定調達契約)参加資格
- 経常建設共同企業体入札参加資格
2の特定調達契約とは、予定価格が24億7000万円以上の国際競争入札の参加資格を言い、3の経常建設共同企業体とは、数社の企業が共同企業体を組んでの入札参加資格を言います。
ここでは、大阪府の一般的な競争入札参加資格である、建設工事競争入札参加資格登録について記載していきます。
登録できる建設工事の種類
建設工事に入札参加資格に登録を申請できる工事の種類は、次の32種類です。
ただし、登録申請できる工事は建設業許可を取得し、経営事項審査を受けている工事に限ります。
土木一式工事 | タイル・レンガ・ブロック工事 | 機械器具設置工事 |
プレストレストコンクリート構造物工事 | 鋼構造物工事 | 熱絶縁工事 |
建築一式工事 | 鋼橋上部工事 | 電気通信工事 |
大工工事 |
鉄筋工事 | 造園工事 |
左官工事 | 舗装工事 | さく井工事 |
とび・土工・コンクリート工事 | しゅんせつ工事 | 建具工事 |
法面処理工事 | 板金工事 | 水道施設工事 |
石工事 | ガラス工事 | 消防施設工事 |
屋根工事 | 舗装工事 | 清掃施設工事 |
電機工事 | 防水工事 | 解体工事 |
管工事 | 内装仕上工事 |
電子申請による手続きの流れ
STEP1 建設業許可取得および経営事項審査の受審
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STEP2 入札参加資格審査申請
インターネットによる申請データーの入力・送信(電子申請)
添付書類は郵送になります
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<大阪府による入札参加資格審査>
書類審査で不備等があれば、メールまたは電話による補正要求があります。
資格審査の結果、問題がなければ入札参加資格の認定があり、入札参加資格者名簿に登録されます。
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STEP3 入札参加資格審査結果確認
電子調達ホ-ムページの入札参加資格者名簿で確認できます。
入札参加資格審査申請の受付時期
入札参加資格審査申請の受付は、2年に1度の定期受付と毎月の随時受付があります。
項目 | 受付時期 | 資格有効期間 |
定期受付 (新規、更新) |
2年に1回(11月~12月) |
2年度間 (平成29年3月31日まで) |
随時受付 (新規、業種追加) |
毎月10日まで(4月~翌年2月)
毎月10日までに電子申請のあったもので、添付書類が同月15日までに到着したものについては、翌月1日に資格認定・名簿登録 |
定期受付の有効期間内 |
入札参加の資格要件
1 次のいずれにも該当していない者
- 成年被後見人
- 準禁治産者
- 被保佐人であって、契約締結に必要な同意を得ていないもの
- 被補助人であって、契約締結に必要な同意を得ていないもの
- 営業の許可を受けていない未成年者であって、契約締結のために必要な同意を得ていないもの
- 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者など
2 民事再生法、会社更生法による再生手続き又は更生手続きの開始の申立てをしている者又は申立てをされている者、金融機関から取引の停止を受けている者でないこと
3 府税に係る徴収金を完納していること
4 消費税及び地方消費税を完納していること
5 雇用保険、健康保険、厚生年金保険に加入していること
6 競争入札参加資格審査申請書について虚偽の記載をしていないこと
7 経営事項審査を受けていること
8 府内に営業所を有すること
9 大阪府建設工事競争入札参加資格の認定後に、その認定を辞退したことがないこ
新規・更新申請に必要な添付書類
1 府税(全税目)の納税証明書
発行日から3ヵ月以内のもの
2 消費税及び地方消費税の納税証明書
発行日から3ヵ月以内のもの
3 経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の写し
有効な最新のもの
4 障害者雇用状況報告書の写し 該当者のみ
5 「エコアクション21」、「KES」、「エコステージ」の認証を確認できる登録書・認定書の写し 該当者のみ
6 社会保険加入の確認に関する資料 該当者のみ
①健康保険・厚生年金保険適用事業所関係事項確認書の写し
②雇用保険適用事業所設置届事業主控の写しなど
建設工事競争入札参加資格における等級区分及び工事金額
土木一式工事・建築工事一式・電気工事・管工事・ほ装工事の5種類については、計算式により算出した等級区分評点に基づき、種類別に等級を区分して資格の認定を行います。
その他の建設工事については、経営事項審査点数を総合評点として資格の認定をします。
認定後は、発注工事ごとにその等級区分に応じて競争入札を行うことになります。
等級区分評点の計算式
等級区分評点=経審結果の総合評定値(P)+地元点(100点)+福祉点(8点)+環境点(2点or4点)
- 地元点は、府内に営業所を置く者に加算されます。
- 福祉点は、障害者を雇用し法定雇用率を達成している者に加算します。
- 環境点は、「エコアクション21」、「KES」、「エコステージ」の認証を大阪府との契約先において取得している者に加算されます。
なお地元点、福祉点、環境点は、加算条件を満たす者であって希望する場合に加算されます。
平成28年度 工事種別の等級区分及び工事金額
工事種別 | 等級 | 等級区分評点 | 発注工事金額 |
土木一式工事 | AA | 1,410以上 | 13億5,000万円以上 |
A | 1,150~1,409 | 3億5,000万円以上~13億5,000万円未満 | |
B | 900~1,149 | 9,000万円以上~3億5,000万円未満 | |
C | 750~899 | 2,000万円以上~9,000万円未満 | |
D |
749以下 |
2,000万円未満 | |
建築一式工事 | AA | 1,370以上 | 8億円以上 |
A |
1,120~1,369 |
6億円以上~15億円未満 | |
B | 840~1,119 | 1億8,000万円以上~6億円未満 | |
C | 730~839 | 5,000万円以上~1億8,000万円未満 | |
D | 729以下 | 5,000万円未満 | |
電気工事及び管工事 | A | 1,070以上 | 2億円以上 |
B | 785~1,069 | 5,000万円以上~2億円未満 | |
C | 725~784 | 2,000万円以上~5,000万円未満 | |
D | 724以下 | 2,000万円未満 | |
舗装工事 | A | 900以上 | 2,500万円以上 |
B | 780~899 | 1,000万円以上~2,500万円未満 | |
C | 779以下 | 1,000万円未満 |
建設業許可取得 | 会社設立 | 更新手続 | 決算変更届 | 料 金 | 事務所紹介
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